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【当工房の本づくり】

 本づくりで言えることは、冊数を多くすれば、それに比例して一冊の単価は安くなることです。
 一冊つくるのも1,000冊つくるのも、基本となる編集・製本・デザインなどは全く同じ時間が費やされるからです。そして次の工程の印刷→製本に至っても、仕度や準備は仕上げる冊数に関係なく同様の手間がかかるのです。違うのは製作費用の中で最もウェイトの低い紙代のみだから全体の費用からみれば安くなる要素としては全く分が悪いのです。
 まして本づくりは、編集に関わる昔ながらのアナログ技術を基盤に、印刷・製本工程を経て作られます。従って通常500冊~1,000冊を作らないと出版社の採算に合った仕事にならないのです。
 かくして通常の出版社が本を作りたい一般の著者に叫びかける「共同出版」とは、500冊~1,000冊の製作を基準にしているのです。ですから最低150万円程度(それ以上)が要求されるのです。

当工房は、ともかく本づくりを志す人のために「利用されたい」「お手伝いをしたい」こととハンドメイド精神、アナログ精神をモットーに、小ロット専門の〝本づくり〟を昔ながらのプロ意識で頑張っています。編集部門と印刷工程の一貫したノウハウを持っていればこそ成り立つ所業なのです。当工房の本づくりは、著者と当工房とが、一体となってお互いの納得の元で編集・印刷一貫工程での〝本づくり〟を第一主義に実銭しています。






2008.03.03
2008.02.02
2008.01.01
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